夏涼しく冬暖かい自然素材をふんだんに使ったお家
今回は自然素材をふんだんに使ったI様邸をご紹介させていただきます。
外まわり
美しい外観のお家ですね。白色の外壁は『エスタコウォール レボコ』というヨーロッパ生まれの塗壁材です。
ヨーロッパの良質な大理石が主原料で、優れた調湿性・放蓄熱性・耐久性・自浄作用を持つ使いやすく身体に優しい塗壁材です。
杉田工務店は長く安心して暮らしていただけるように見た目はもちろん性能を重視した素材を選んでいます。
ガレージに使われているレンガは建て替え前の家にあったものを再利用しています。
柱やウッドデッキの縦格子は奈良県産杉です。外部の雨のかかる場所は比較的水に強い杉の赤身で施工しています。お家が建って間もない時だと木は比較的明るい色合いですが、
月日が経つにつれて色が深くなり表情を変えていくので、今回は住みながらその変化を楽しめる透明なクリア塗装で仕上げました。
デッキ内はたくさん洗濯物を干すことができます。
奈良県産の杉板張りで仕上げた軒を深く出しているので雨の日でも安心して玄関先に出られます。
玄関
玄関ドアを開けると木の良い香りが広がります。
たっぷり靴やアウトドア用品が入る収納を設け、棚はお好きな高さに調整できます。ぬれた雨具や傘をかけられるスペースがあると便利ですね。
杉の一枚板で作った立派な敷台は収納スペースまで続いているので、土間に降りることなく靴を取り出せます。
敷台はあえて壁端まで作らずに、座って靴を履けるスペースを作っています。
左の壁には以前のお家にあった鏡を再利用して額縁つけた姿鏡や奥まで明かりを届けられる造作窓があります。窓の下枠にはピクチャ―レールを設置しているので
お気に入りの絵や写真を飾ることもできます。
敷台を上がって右の壁にはアーチの飾り棚とスリッパ収納を造り付けました。
玄関ホールを上がると便利なコート掛けとかばん置き場があります。
中もエスタコウォール仕上です。施工性が良い塗壁材なので綺麗に仕上がっています。
角は木をつけて壁が傷みにくいように保護しており、細かい部分もこだわって長く住んでいただけるようにしてます。
トイレ
トイレの手洗いは衛生的な自動水栓。手洗いの陶器はお施主様が信楽まで足を運んで選ばれたものです。
トイレ横のカウンター下は収納になっています。陶器に合うタイルをタイルサンプルを見ながら検討していただきました。
LDK
ホールの開き扉の先は吹き抜けのある開放的なLDKに繋がっており、窓からの明かりが降りてくる明るい空間になっています。
吹き抜けから視線を下すとゆったりとくつろげる小上がりのタタミスペースがあります。
作業をされたり、対面キッチンからごはんを渡して食事をとるのにぴったりなカウンターも杉の一枚板で造作しています。
カウンター前にはポータブル液晶テレビや文房具入れのサイズ感に合わせてニッチ収納を造作しています。
仏壇スペース横には黒滝村で沢山ある中から選んでいただいた個性あふれる銘木がお家のシンボルになっています。
畳は大建工業のすこやかおもてという汚れや傷に強い畳を使用しています。畳下は収納スペースにし、カウンター下にもたっぷり収納を造り付けました。
床は杉板張り仕上げで優しい踏み心地です。一般的なフローリングよりヒヤッと感じにくく素足でも気持ちが良い床になっています。
リビングは杉板張りの勾配天井になっており、照明は落ち着いた色や作業のしやすい色に調整することで生活シーンに合わせることが出来ます。
壁はHDMIケーブル用の配管を収納スペースまで通して、機器とつなげられるようにしているのでテレビ周りがスッキリとした印象になっています。
テレビを見ながら壁際のベンチに腰掛けてすごされるとのことで壁にもたれる部分は腰板張りにしています。
お家の中身にもこだわっており高断熱仕様で断熱材は木の端材で出来た体に優しいドイツ生まれの木繊維断熱材をみっちりと吹き込んでいます。
吹き抜けを通して夏は2階のエアコン、冬は1階のエアコンを1台稼働し、
吹き抜けのシーリングファンとサーキュレーターで空気を循環させれば快適な室温で過ごせます。
住まれて暫く経ってからお伺いすると、真夏でも3・4日程しか2台稼働の日はなかったとのことでした。
シーリングファンの羽も大工さんお手製です。